“ゆうぐれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
夕暮45.8%
黄昏45.8%
夕昏4.2%
薄暮4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてネネムはまちをこめた黄色の夕暮ゆうぐれの中の物干台にフゥフィーボー博士が無事に到着とうちゃくして家の中に入って行くのをたしかに見ました。
某日あるひ黄昏ゆうぐれ隣村から帰っていた村の女の一人は、眼も鼻もない怪人のことが気になるのでこわごわ歩いていると、前を一人の女が往っている。
(新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
外はまだ明るかったが、部屋は北向きなので、軒端には少しずつ夕昏ゆうぐれがたまり始めていた。
狂い凧 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
津田は後れた時間を案じながら、教えられた停車場ステーションで、この元気の好い老人と別れて、一人薄暮ゆうぐれの空気の中に出た。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)