“ゆうぐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
夕暮71.0%
憂惧22.6%
夕昏3.2%
憂虞3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私自身はもうそんなものは見たくもなかったのだけれど、そのれ果てたヴェランダから夕暮ゆうぐれの眺めがいかにも美しかったのを思い出して、夕食後
美しい村 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
薩軍は怖れないが、彼の最も憂惧ゆうぐしたのはその問題だった。兵隊ひとりに七合二勺五才ずつ、二千五百八十名への割当を、どこから持って来て供与したものか。
日本名婦伝:谷干城夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夕昏ゆうぐれる住居の稀薄きはくのなかに
原爆詩集 (新字新仮名) / 峠三吉(著)
木村父子や佐々成政などと違って武威の恐ろしさのみを以て民に臨まなかったため、僅々の日数であったに関らず、今度の領主は何様どういう人で有ろうと怖畏ふい憂虞ゆうぐの眼を張ってうかがって居た人民に
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)