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稀薄
ふりがな文庫
“稀薄”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
きはく
95.8%
うす
4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きはく
(逆引き)
これほど神経の行きわたった「第五」はないが、トスカニーニのに比べては、現実性が
稀薄
(
きはく
)
で、芝居気を感じさせるかも知れない。
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
そのうえがゼルズラと呼ばれる流沙地帯なのですが、そこは、上空の空気が非常に
稀薄
(
きはく
)
で、よく沙漠地方におこる
熱真空
(
ヒート・ヴァキューム
)
ができるのです。
人外魔境:01 有尾人
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
稀薄(きはく)の例文をもっと
(46作品)
見る
うす
(逆引き)
さういふ
天
(
てん
)
の
世界
(
せかい
)
にとゞくやうな、
空気
(
くうき
)
の
稀薄
(
うす
)
いところでは、あれあれといふ
間
(
ま
)
もなく、千
年
(
ねん
)
位
(
ぐらゐ
)
の
年月
(
としつき
)
が
流
(
なが
)
れてしまふさうだ。
火を喰つた鴉
(新字旧仮名)
/
逸見猶吉
(著)
氏の全身に残っている
生命
(
いのち
)
は一努力
毎
(
ごと
)
に弱くなり、一
喘
(
あえ
)
ぎ
毎
(
ごと
)
に
稀薄
(
うす
)
くなって行った。
恰
(
あたか
)
も室内に籠っている煙がいつの間にか消え失せてしまうように、殆んどあるかないか判らぬ位になってしまった。
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
稀薄(うす)の例文をもっと
(2作品)
見る
“稀薄”の意味
《名詞・形容動詞》
「希薄」参照。
(出典:Wiktionary)
稀
漢検準1級
部首:⽲
12画
薄
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
“稀”で始まる語句
稀
稀有
稀代
稀世
稀〻
稀々
稀覯
稀覯書
稀品
稀人
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