“稀々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まれまれ50.0%
たまたま25.0%
まれ/\16.7%
たま/\8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが稀々まれまれにはこういう事実も伝えられて、いよいよ真面目まじめなる女たちの、日ごろのたしなみの内にかぞえられていたのである。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
稀々たまたまのお召しというやつがないと、ここにいても、随分わるくはないが、あれが、苦手にがてじゃて」
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
無意むい無心むしんなる幼童えうどう天使てんしなりとかや。げにもさきに童謠どうえうありてより(おう)のきたるに一月ひとつきかざりし。しかるにいま此歌このうた稀々まれ/\になりて、さらにまた奇異きいなるうた
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
御前おまへのやうなつまつたのはとてに御出おいあそばしました、なんといふこと御座ござりませう一ねん三百六十五にちものいふことく、稀々たま/\はれるは此樣このやうなさけないことばをかけられて
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)