“幼童”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ようどう50.0%
えうどう25.0%
わらべ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その頃寮の中にしつらえられた座敷牢のような太い格子の内側で、毎日毎日温和おとなしく寝ていた幼童ようどう——といっても生きていれば今では妾と同じように成人している筈だ——のことだった。
三人の双生児 (新字新仮名) / 海野十三(著)
無意むい無心むしんなる幼童えうどう天使てんしなりとかや。げにもさきに童謠どうえうありてより(おう)のきたるに一月ひとつきかざりし。しかるにいま此歌このうた稀々まれ/\になりて、さらにまた奇異きいなるうた
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
婦女おんな幼童わらべの知る事ならずと、豪傑の旦那殿、一口に叱り飛ばしたまふに、返さむ詞もなさけなの、家道の衰へ見るに忍びず。
誰が罪 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)