“幼子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おさなご77.3%
をさなご22.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いや、乳の香ふかく、ふところに眠っていた幼子おさなごへ、母の頬をすりよせたまま、涙の面を上げなかった彼女のほんとの意志は
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それも二三人、しかもやっと口をきけるほどの幼子おさなごまでいる。このお母さんはどうしたって未亡人ではない。
オカアサン (新字新仮名) / 佐藤春夫(著)
太鼓橋欄干橋らんかんばしをわたるとき幼子をさなご我は足あげきほひし
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
温かき南の島の幼子をさなごが夢のかずかず。
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)