幼童ようどう)” の例文
その頃寮の中にしつらえられた座敷牢のような太い格子の内側で、毎日毎日温和おとなしく寝ていた幼童ようどう——といっても生きていれば今では妾と同じように成人している筈だ——のことだった。
三人の双生児 (新字新仮名) / 海野十三(著)
何かしらこの文句の中に頑是がんぜない幼童ようどうの心を感銘かんめいさせるものがあったに違いない。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)