“たまたま”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:タマタマ
語句割合
偶々48.9%
16.5%
偶〻15.4%
稀〻7.7%
適々3.3%
2.2%
会々1.6%
稀々1.6%
1.1%
遇々1.1%
偶偶0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ギラ・コシサンの住んでいるガクラオの共同家屋偶々グレパン部落の女がモゴルに来た。名をリメイといって非常な美人である。
南島譚:02 夫婦 (新字新仮名) / 中島敦(著)
「近時余ガ詩格一変ス。一絶ヲ得タリ。」として「自喜新編旧習除。才仙詩訣在吾廬。一窓梅影清寒夜。月下焚香読詩書。」
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
するときの高さ三尺ばかりあり。偶〻足跡を見るに五六尺もありて、一歩に十余間を隔つと云へり(『日東本草図彙』)。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
大名たちにも構えの高い癖がついているので、稀〻、宿下がりかお使いで城外へ出ると、やたらに人間どもがしく見えてならなかった。
柳生月影抄 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
適々以て、その後の睡眠間に於ける夢遊状態の存在を指示しおれる一徴候と認め得べき理由あり。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「北越雪譜」を読んでゐたら、著者鈴木牧之が苗場山へ登つた記事がでてゐた。山頂に天然の苗田らしいものがあるといふので、その奇観を見るために同好の士と登つたのである。
日本の山と文学 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
そして、会々逢う機会があれば、それとなく会話の間に、多くの場合は、世にためしなき恋文の内に、彼の切ない思いをかき口説くのであった。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
御前のやうな妻を持つたのはと言ひ捨てに出て御出で遊しました、何といふ事で御座りませう一年三百六十五日物いふ事も無く、稀々言はれるはこの様な情ない詞をかけられて
十三夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
も王屈せず、衝撃急なり。また暴飇起り、す。燕軍之に乗じ、傑等ゆ。燕兵追いて真定城下に至り、驍将鄧戩陳鵰等をにし、斬首六万余級、く軍資器械を得たり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
遇々父の館へ帰つてきて裏切の話を耳にとめ父兄を諫めたが容れられる段ではない。
二流の人 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
かかるとき、偶偶けたる赤黒き空氣の幕が
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)