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適々
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たまたま
ふりがな文庫
“
適々
(
たまたま
)” の例文
王騎射
尤
(
もっと
)
も
精
(
くわ
)
し、追う者王を
斬
(
き
)
るを
敢
(
あえ
)
てせずして、王の射て殺すところとなる多し。
適々
(
たまたま
)
高煦
(
こうこう
)
、
華衆
(
かしゅう
)
等を率いて至り、追兵を撃退して去る。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
適々
(
たまたま
)
以て、その後の睡眠間に於ける夢遊状態の存在を指示しおれる一徴候と認め得べき理由あり。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
その頃は坊主の学校の先生以上に派手な夢を走らせる自由がなくて、
適々
(
たまたま
)
口をすべらして天下の政治家になりたいなどゝ言ひだすと、墨染の衣ひとつで勘当になるのであつた。
風人録
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
恰も今の「内容」が
適々
(
たまたま
)
含まれて来るであろうと思われるからである。
範疇としての空間に就いて:――之は一つの習作である――
(新字新仮名)
/
戸坂潤
(著)
予行年
漸
(
ようや
)
く五旬になりなんとして
適々
(
たまたま
)
少宅有り、
蝸
(
か
)
其舎に安んじ、
虱
(
しらみ
)
其の縫を楽む、と言っているのも、けちなようだが、其実を失わないで宜い。
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
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だから
適々
(
たまたま
)
借りた金が返せないとなつた時の不都合は凡そ愚劣で話にならない。
総理大臣が貰つた手紙の話
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
適
常用漢字
小5
部首:⾡
14画
々
3画
“適”で始まる語句
適
適當
適宜
適当
適切
適合
適例
適中
適確
適否