“漸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ようや60.1%
やうや17.8%
やっ5.0%
やつ4.4%
4.1%
ようよ2.7%
よう1.4%
やうやく0.8%
ぜん0.8%
やう0.5%
ようやく0.5%
やっと0.4%
やつと0.3%
0.3%
やや0.2%
すす0.1%
すすむ0.1%
とん0.1%
やうやう0.1%
やッ0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は、その青春時代を顧みると、ちょうど日本に、西欧のロマンチシズムの流れが、その頃、く入って来たのでないかと思われる。
婦人の過去と将来の予期 (新字新仮名) / 小川未明(著)
くほつとしたもちになつて、卷煙草をつけながら、をあげて、してゐた小娘を一した。
蜜柑 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
お鈴と二人でめて、房吉から引離して、蚊帳のなかへ納められた隠居がってからも、お島はじっとしてもいられなかった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
親爺は幾度か叱り飛ばしてと芋畑に連れ出しはしたが、成斎はのやうにいつの間にか畑から滑り出して、自分のに帰つてゐた。
内の女は暫く身じろぎもしないでいたが、っとためらいがちに低く返事をした時、男ははじめてそれが誰であったかに気がついた。
姨捨 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
若「もけません、う此処まで我慢して歩いて来ましたので、此様に歩いた事はないものですから、う何うしてもけません」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
攻めってよう訊いた事の仔細。それから山科の御坊に駈けつけて、お上人さまにお訴え申し、お上人さまともども急いで駈けつけたが
取返し物語 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
私方養介も二年煩ひ、去年起立、豊後へ入湯道中にて落馬、やうやく生て還候。かくては志も不遂、医になると申候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
〔譯〕は必ず事をし、は必ず人をづく。歴代姦雄の如き、其む者有り、一時亦能く志をぐ。畏る可きの至りなり。
やれば向ふに燈火の光のちら/\と見えしに吉兵衞やくたる心地し是ぞひなき人家ならんと又も彼火目當
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
そこから土のや枯草の匂や水の匂がかに流れこんで来なかったなら、咳きやんだ私は、この見知らない小娘を頭ごなしに叱りつけてでも
蜜柑 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
こっちへ追われ逃げ場をなくして松の木へ飛び付き呼吸を吐いたなんて、へ、それでも稼人けえ? 鼠小僧もが弛んだな。
善悪両面鼠小僧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
のことで戸口つた。勘次ばうとしてたらはひつそりとい。戸口てゝたらてあつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
が、そんなことをしてうやっと歩いている僕たちは、泥濘のなかをも平気で歩いてゆくその牝山羊をつれた女にもずんずん引き離されてしまった。
大和路・信濃路 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
その船行方なくなりては、家に残る人も散々になりぬるより、絶えて人の住むことなきを、この男のきのうここに入りて、して帰りしをしとてこの漆師が申されし
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
即ち西洋文明の根原をなし、東にんだのは亜細亜文明、即ち東洋文明の種子であった。
日本の文明 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
それから私の兄が久松家の用人をやめて自分の家に戻って後、そこには藤野古白の老父君であった藤野翁が久松家の用人として住まっていた。
漱石氏と私 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
引出したりとざめて我家へ歸來り女房のお富に向ひ突然と證據人にと道十郎の後家のお光に言れ何と云らしてもと聞入れず漸々歸りては來れ共お光が駈込願ひにても及ぶ時は必ず我が名を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
源平盛衰記文覚発心に、「はやつて女と共にし居たり、狭夜更け行きて云云」と、ちやんと書いてある事である。
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
理窟は置いて、この面舐めの一儀が済むと、ポチもと是で気が済んだという形で、また庭先をうろうろし出して、椽の下なぞを覗いて見る。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)