“やうやく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
88.9%
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『サア、これから獅子狩しゝがりだ/\。』といさみすゝめるのを、わたくしやうやくこと押止おしとめたが、しからばこのしま御案内ごあんないをといふので、それから、やまだの、かはだの、たにそこだの、深林しんりんなかだの
その姿を煤煙ばいえんと電燈の光との中に眺めた時、もう窓の外が見る見る明くなつて、そこから土の匂や枯草の匂や水の匂がひややかに流れこんで来なかつたなら、やうやく咳きやんだ私は
蜜柑 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
爾来じらい同志を糾合きうがふし、相共に此問題を研究し来りしが、時機やうやく到来し、こゝに一小雑誌を刊行して我が同胞にまみゆるの栄を得たるを謝す。
「平和」発行之辞 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)