“すす”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:スス
語句割合
31.7%
31.4%
7.9%
7.5%
5.7%
2.1%
1.9%
1.9%
1.7%
1.6%
1.3%
0.8%
0.4%
0.4%
0.3%
歔欷0.3%
煤煙0.3%
0.2%
0.2%
0.2%
慫慂0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
凝烟0.1%
0.1%
0.1%
壽司0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
清洗0.1%
0.1%
灰色0.1%
0.1%
珠洲0.1%
0.1%
饗応0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
などと言っているうちに、顔はだらけ、おそろしく汚い服装の中年のひとが、あたふたと店にはいって来て、これがその岡島さん。
酒の追憶 (新字新仮名) / 太宰治(著)
一羽のが、彼と母とのく声に交えて花園の上でき始めた。すると、彼の妻は、親しげな愛撫の微笑を洩らしながらいた。
花園の思想 (新字新仮名) / 横光利一(著)
「今夜は御誘い申しますから、これから夕方までしっかり御坐りなさいまし」と真面目めたとき、宗助はまた一種の責任を感じた。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
工夫は受話器に耳を懸けて、ラジオのような器械の目盛盤をいじっていたが、やがてニッコリ笑うと、受話器を外して社長へめた。
人間灰 (新字新仮名) / 海野十三(著)
みんなは「さんせいだ。」というようなをしましたが、さてだれ一人んでかっていこうというものはありませんでした。
猫の草紙 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
当時西行にひとしい思いを胸に秘めた人々は公家の間にも多くあったろうし、彼もしばしば出離を人にめている。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
其からは落第の恥辱をがねばかぬと発奮し、切歯して、扼腕して、になって、又鵜の真似を継続してった。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
自己の罪として受けた心根を知るあたしだけが、銭を愛さず、事志とちがった父の汚名を、心だけでごうと思いをかためた。
たる蕾の姿は霰や餅米のやうに小粒で美しい、どこか庭のすみの方に二三株、目立たぬほどに植ゑて置く心がけをめるくらゐで、ぢみな花である。
冬の庭 (新字旧仮名) / 室生犀星(著)
朝、眼がさめると良寛さんは、庵の裏の小さい泉へいつて、口をぎ顔を洗つた。すがすがしい朝だ。小鳥の声が拍子木のやうに、森にとほつてよく響く。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
蒲田が一切を引受けて見事に開けんといふに励されて、さては一生の怨敵退散のと、む膝をめて、長夜の宴を催さんとぞいたる。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
口をぐために河原に下りていた戸田老人がいたものである。動物のえる声のような野太い叫びで呼んでいた。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
明日は朝早く、小僧を注文取りに出して、自分は店頭でせっせといでいると、まだ日影の薄ら寒い街を、せかせかとこっちへやって来る男がある。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
橘はやっと二人のむくろのある土手のうえに辿りつくと、そのまま、草の上に膝をついて潜々り泣いた。
姫たちばな (新字新仮名) / 室生犀星(著)
橘は父にど抱かれるように顔をよせ、ふたたび、それと分らぬ程度にり泣いた。基経は娘を寸時も一人にして置くことの危険とそれをふせぐために手元から離してはならぬと思った。
姫たちばな (新字新仮名) / 室生犀星(著)
その歔欷り上げる呼吸の切れ目切れ目に、附添の婆さんが何か云い聞かせている気はいである。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
青い青い空のまん中で太陽が真黒な煤煙をドンドン噴き出して転げまわったり、富士山の絶頂が二つに裂けて、真赤な血が洪水のように流れ出して僕の方へ大浪を打って来たりして
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
小山の妻君が研究顔に「この取合せ物はんでございます」お登和嬢「それは仏蘭西のそうめんとが入れてあります」大原打鳴らし「アア美味い」とチュウチュウ音をさせスープをる。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
「おられまする。……さ、こちらで足をおぎなさいませ」声を聞いて、親鸞は自分のから縁へ出てきた。二人が流れへ寄って足を洗っている様子をだまって見ていたのである。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
其時両君は登山するであったそうだが、遂に果すことが出来なかった。自分は南日君にめられて、同年の八月に登山した。
秩父の奥山 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
働き顔に上人の高徳をべ説き聞かし富豪を慫慂めて喜捨せしむる信徒もあり、さなきだに平素より随喜渇仰の思いを運べるもの雲霞のごときにこの勢いをもってしたれば
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
さてわれらこの日より星をぎて乳汁色
詩語としての日本語 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
続け様に水をふくんで、かあっと口をいだ。
春と言へどいまだ吹く風さきには枯れて影あらはなり
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
シテ使ム/門弟誰カ能ク場ヲニスルヲ得ルカ/子寿晴潭敵手ト称サルニ/堪フ可ケンヤ我在リテ彼先ンジテ亡ブヲ/ 其三 東京西洛変ジテ窮リ無シ/詩法如今亦混同ス/何処ノ江湖ニカ正派ヲ存スル/鴛城リ寺崎翁有リ〕
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
神産巣日御祖の命の富足る天の新巣凝烟八拳垂るまでき擧げ二六の下は、底つ石根に燒きして、𣑥繩の千尋繩うち二七、釣する海人が、口大の尾翼鱸二八さわさわにきよせげて
この草の葉に虎皮同様の条紋ありその条紋を擬して術士の身に描く、セマン人言う藪中に多き木蛭が人の血をるを引き離し小舎外で焼くと虎血の焦げる臭いを知って必ず急ぎ来る。
四時の新味は先づ祖先の廟にめ(『禮記』少儀)、一家の大事は必ず祖先の廟に告げる。婚姻の如きも、新婦が廟見を終へざる間は、成立したものと認めぬ(1)。
私は初めて見るこの大雪と驛々で聞く壽司饀餅饅頭等といふやうな發音の違ふ物賣りの聲とで、南國の土佐と東北の仙臺との、氣候風俗習慣の差は、隨分甚しいであらうと想像し
二氣の正しきに乘り、五行のへ、しき理をけてめ、れたるを敷きて國を弘めたまひき。
何とめても聴き入れぬ故、城主しかる上は余儀なしとて、睾丸を切ったような音を立て、同時に自身も諸臣も声高く叫んだ。その時、盲人城主にどこが痛いかと問い、城主腰が烈しく痛むと答えた。
し并せて返納せば、益々不恭にらん。因って今、領受し、薄く土宜数種をめ、以て報謝を表す。さに別幅に録す。くるなくんば幸甚なり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
急に肩を窄めてホッと溜息をついたかと思ふうちに、忽ち凋むやうに崩れてしまひ、顔一面を皺だらけに泣きりはぢめた。
竹藪の家 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
彼女はコートの片袖をするすると脱ぎながら「そうお客扱いにしちゃよ」と云った。自分は茶器をがせるために電鈴を押した手を放して、彼女の顔を見た。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
また、おこうが、り泣いているのだった。
すなはち取り出でて清洗ぎて、火遠理の命に奉る時に、その綿津見の大神へて曰さく
即ち西洋文明の根原をなし、東にんだのは亜細亜文明、即ち東洋文明の種子であった。
日本の文明 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
灰色の雲が空じゅうかける。ドドーッと風が雨ごとふきつけると、大きいケヤキの木の梢は気違いのように頭をふった。
黒々とけた、古い、大きな姿体の機関車があります。
とむらい機関車 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
珠洲に朝びらきしてれば長浜りにけり 〔巻十七・四〇二九〕 大伴家持
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
毅堂は京師にあって母の病のんだのを聞き、を請うて丹羽の家に赴いたが臨終には間に合わなかった。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
乾草と燕麦とをひどく熱心に饗応めるけれど、もし、旅客があたりまへに、十人並の朝餐が摂りたかつたなら、彼は厭でも応でも食慾を次ぎの機会まで我慢するより他はなかつた。