“そそ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ソソ
語句割合
22.4%
19.6%
9.8%
楚々9.6%
9.5%
7.0%
6.1%
1.8%
1.2%
1.1%
1.1%
1.1%
1.1%
1.1%
0.9%
0.9%
0.7%
粗々0.5%
0.5%
粗忽0.5%
誘惑0.4%
0.4%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
刺激0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
洗礼0.2%
0.2%
疎々0.2%
示唆0.2%
衝動0.2%
0.2%
麁粗0.2%
麤々0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とらにはこれらすべてが、退屈なほどみえすいていて、いまさら注意をひかれたり、好奇心をられたりする対象はなにもないのだ。
季節のない街 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
その谷にぐ川はビエーヴル川であるから、この谷はパリの郊外ではいちばんきたない陰気な所だと言いもし、じられもしていた。
に於て守る者便を得、連夜水をみて城壁にげば、天寒くしてち氷結し、明日に至れば登ることを得ざるが如きことありき。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
打水をした庭の縁を二人三人の足音がして、白地の筒袖浴衣を着た菊五郎が書生流に歩いて来ると、そのあとに楚々とした夏姿の二人。
一世お鯉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
少女は驚き感ぜしさま見えて、余が辞別のためにいだしたる手をにあてたるが、はらはらと落つる熱きをわが手のぎつ。
舞姫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「よしっ……きっとあなたの汚名は遠からずいでみせる。だが、相手の武蔵は今、何処にいるのか、その居処はおわかりですか」
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
貪欲界の雲はりて歩々に厚くり、離恨天の雨は随所ぐ、一飛一躍出でては人の肉をひ、半生半死りては我とく。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
然ししい小さな野の村では、昔から盆踊りと云うものを知らぬ。一年中で一番好い水々しい大きな月がっても、其れは断片的に若者の歌をるばかりである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
が、その時さえこの川は、常夏の花にの口をがせ、柳の影は黒髪を解かしたのであったに——
絵本の春 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
狭山はやがて銚子を取りて、一箇の茶碗に酒をげば、お静は目を閉ぢ、合掌して、聞えぬほどの忍音
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
このうそを、あらねばならぬことのように力説し、人間の本能をその従属者たらしめることに心血をいで得たりとしている道学者は災いである。
惜みなく愛は奪う (新字新仮名) / 有島武郎(著)
艀舟の中は静寂で月の光が豊かにいでいる。ゴーリキイは、昼間の疲れと景色の美しさに恍惚としつつ思うのであった。
異時敵を軽んずに計にず、今日の折衝知るこれ誰なるかを。幽憤胸に満ちてす所なく、獄中血をいでこの詩を録す
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
なるほど、そこには注連を張った大きな銀杏のたくましくり立っているばかり、鳥居も、玉垣も、社殿も……牛島神社の影もかたちもが存しなかった。
春泥 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
吾儕の心をりゆいて、趣味の巷にこれ三昧の他事なきに至らしむる、また以て忘機の具となすに足るべきではあるまいか。
残されたる江戸 (新字新仮名) / 柴田流星(著)
朝夕ったり、ぎをしたりして、下女だか仲働だか分らない地位に甘んじた十年の、別に不平な顔もせず佐野といっしょに雨の汽車で東京を離れてしまった。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
これを防ぐには山下の粘土を取り水にてよく泥に掻き立てその苗の上より水をぐがごとくぎ掛くれば泥ことごとく茎葉の上に乾き附いてあえて食う事なし、苗の生長にはらず
「落ちついているようだが、案外粗々っかしい爺さんだね」
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
貫一は彼の死の余りにく、余りに潔きを見て、不貞の血は既にがれ、旧悪のは全く洗れて、残れる者は、悔の為に、誠の為に、の為に捨てたる亡骸の、みても憐むべく
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
手品師は慌てて、二度三度同じ事を繰り返したが、その都度手先が段々粗忽つかしくなるばかりで金魚は少しも釣れなかつた。そしてひには、金魚の代りに小姓の前髪を釣り上げた。
祭よりもよりも誘惑る。
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
カラフト夷人(中略)の葬礼は、夷人初めて死するときは、刃物を以て死者の肛門を抉り、その穴より臓腑を抜き出し、骸骨の少しも汚穢なきやうに浄潔に洗ひ
本朝変態葬礼史 (新字新仮名) / 中山太郎(著)
一里といえば人里からのみ遠からぬ処であるにもらず、ここは殆ど通路の無いほどに岩石しくり立っているのと、昔から此辺魔所と唱えられているのとで
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
所謂越中平の平野はここに尽きて、岩を噛む神通川の激流を右にながら、爪先上りにしい山路を辿って行くと、眉を圧する飛騨の山々は、がら行手をるようにり立って
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
乳の如くぎ牛酪の如くに固め云々とあるは「乳産製造業」のなる地方にて初めていわるる形容語である。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
また十節—十二節は「汝は我を乳の如く牛酪の如くに固め給いしにずや、汝は皮と肉とを我に着せ骨ととをもて我をみ、生命恩恵とを我に授け我をみてわがを守り給えり」
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
とばかりび出て来て、彼の手を取り、足をぎ、抱えるばかりにして家の内へ入れてくれた女性がある。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「盛綱、盛綱。叔父上に水を汲んでさしあげい。……さあ、お足をがれて、お通りください」
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
をばる火の明り。
“MONICO” (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
しかしそういう元気のない、変にだれきった一月間にも、部落の人達の心持ちを、ちょいちょい刺激るような事件はあった。——
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
しかしユダへ行った人は、革命的精神をられるだろう。そうして世間から迫害されるだろう。一生平和は得られないだろう
銀三十枚 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
音羽の滝にがむ
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
囲まれた本丸とはいえ、り立つ山の上なので、風のない日は少ないといってよい。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「夏」の歌「秋」をりぬ。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
ソレ陶韋ヲ祖述シ王劉ヲ憲章シテ枯淡ヲ骨トナシ菁華ヲ肉トナシソノ志ヲ言ヒ以テソノ言ヲ永クスレバ則吟咏三昧モマタ余師アラン。丙戌ノ元旦大雨グガ如ク木氷花ヲ成ス。遊杖ヲ壁ニ掛ク。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
仲達のをつつんでいる疎々たる白髯はふるえていた。あきらかに彼は赫怒していた。——がなお、それを手にしたままじっと見ていた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その髪切虫が、そうした悪魔気分に示唆られて、ソロソロとその長い触角を動かし初めた。
髪切虫 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
さうとまで薄弱意思しのことにもしめる衝動つて盜性がむか/\とげつゝあつたのである。勘次はもう仕事をするではない。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
そこには南方に当って半天にり立った高山があった。その山の麓には谷川が滔々と流れていた。
美女を盗む鬼神 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
百難て彼の進路を妨ぐるといえども彼の確信はも動くことなく、ついに麁粗ながらも英国をして公義と平等とに基する共和国となすに至れり
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
凡庸とはいいながら小智が、皇国の古伝説をはじめ、漢説、仏説、蘭説などをも麤々聞きとりて、さすがに仏説などにはまざれども、その諸説の是非、当否を分別することあたわざるがゆえに
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)