“赫怒”の読み方と例文
読み方割合
かくど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
赫怒かくどした佐伯に詰責されて禿は今度はおい/\声を挙げて泣き出し、つかまへようとした私から滑り抜けて飛鳥のやうに舎監室に走つた。
途上 (新字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
赫怒かくどして孫堅に名のりかけ、烈戦二十余合、火をとばしたが、孫堅はあくまでつかれた色も見せず、たちまち趙弘を斬って捨てた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かように天意に背かれたことをはばからず行われる殿に対しては、天神も地神も赫怒かくどなされ必ず福は授けますまい。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)