“朝夕”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ちょうせき41.3%
あさゆふ23.9%
あさゆう20.7%
てうせき6.5%
あさばん3.3%
あけくれ1.1%
あさいふ1.1%
あしたゆうべ1.1%
ちようせき1.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“朝夕”を含む作品のジャンル比率
自然科学 > 医学 > 衛生学 公衆衛生 予防医学50.0%
哲学 > 倫理学・道徳 > 人生訓・教訓31.2%
文学 > 中国文学 > 小説 物語2.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
——つまり、この一軒家も、そこの旅籠屋のもちで、朝夕ちょうせきの食事も、向うの台所から運んで来ることになっている。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
師弟は三人となった。なるほど朝夕ちょうせき側に仕えてみると、弥五郎一刀斎は気難しい。善鬼の蔭口かげぐちは嘘ではない。
剣の四君子:05 小野忠明 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
はるよそほひうすき、朝夕あさゆふかすみいろは、ゆるにあらず、るゝにあらず
月令十二態 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
さきに秋冷しうれい相催あひもよほし、次第しだい朝夕あさゆふさむさとり、やがてくれちかづくと
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
表へ出れば人の波にさらわれるかと思い、うちに帰れば汽車が自分の部屋に衝突しはせぬかと疑い、朝夕あさゆう安き心はなかった。
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
苦痛のほかは何事をもぬほどにはげしく活動する胸をいだいて朝夕あさゆう悩んでいたのである。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
いかに朝夕てうせきうそなかおくるからとてちつとはまことまじはづ良人おつとはあつたか
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
おのづと肩身かたみせばまりて朝夕てうせき挨拶あいさつひと目色めいろるやうなるなさけなきおもひもするを
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
彼は朝夕あさばん散策さんぽもすれば、写生にも出てそのあたりの地理にくわしかったので、牧場のあるのがにおちなかった。
馬の顔 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
昨日まで朝夕あさばん生活くらしに困っていたものがそうした衣を着たので、たちまち周囲の疑惑を招いた。
賈后と小吏 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
さてこの時より彼の阿駒は、再生の恩に感じけん、朝夕あけくれ黄金丸が傍にかしずきて、何くれとなく忠実まめやかに働くにぞ、黄金丸もその厚意こころよみ
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
猟師かりうどの家につかへ、をさをさ猟のわざにもけて、朝夕あけくれ山野を走り巡り、数多の禽獣とりけものを捕ふれども。つらつら思へば、これまことおおいなる不義なり。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
これつい不便ふべんな事は、其昔そのむかし朝夕あさいふ往来わうらいして文章を見せ合つた仲間の大半は
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「御老女様からのお頼みで、大僧正様が書いて下さいました。御老女様は、そのうちお石塔を立てて、そのお石塔の後ろへ、朝夕あしたゆうべの鐘の声、という歌を刻んで上げたいとおっしゃいました」
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
猶くれぐれも朝夕ちようせきの御自愛御大事に、幾久く御機嫌好ごきげんよう明日を御迎おんむか被遊あそばされ、ますます御繁栄に被為居候ゐらせられさふらふやう、今は世の望も、身の願も、それのみに御座候。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)