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朝夕
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てうせき
ふりがな文庫
“
朝夕
(
てうせき
)” の例文
必
(
かなら
)
ず
朝夕
(
てうせき
)
の
餘暇
(
よか
)
には、
二階
(
にかい
)
の
窓
(
まど
)
より、
家外
(
かぐわい
)
の
小丘
(
せうきう
)
より、また
海濱
(
かいひん
)
の
埠頭
(
はとば
)
より、
籠手
(
こて
)
を
翳
(
かざ
)
して
遙
(
はる
)
かなる
海上
(
かいじやう
)
を
觀望
(
くわんぼう
)
せられん
事
(
こと
)
を。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
二十五六
歳
(
さい
)
の
頃
(
ころ
)
より
毎日
(
まいにち
)
朝夕
(
てうせき
)
實行
(
じつかう
)
して、七十七
歳
(
さい
)
の
今日
(
こんにち
)
に
及
(
およ
)
び、
爾來
(
じらい
)
數十年間
(
すうじふねんかん
)
頭痛
(
づつう
)
を
忘
(
わす
)
れ、
胃
(
ゐ
)
は
健全
(
けんぜん
)
となり、
感冐
(
かんばう
)
に
犯
(
をか
)
されたる
事
(
こと
)
未
(
いま
)
だ
一度
(
いちど
)
もあらず。
命の鍛錬
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
これは
何
(
ど
)
うもならぬ
其
(
その
)
やうに
茶利
(
ちやり
)
ばかり
言
(
い
)
はで
少
(
すこ
)
し
眞實
(
しん
)
の
處
(
ところ
)
を
聞
(
き
)
かしてくれ、いかに
朝夕
(
てうせき
)
を
嘘
(
うそ
)
の
中
(
なか
)
に
送
(
おく
)
るからとてちつとは
誠
(
まこと
)
も
交
(
まじ
)
る
筈
(
はづ
)
、
良人
(
おつと
)
はあつたか
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
尋
(
たづ
)
ね有しかば
道庵
(
だうあん
)
別
(
べつ
)
に心當りは御座なくと申に然らば日頃出入致す
貧乏人
(
びんばふにん
)
又は心
易
(
やす
)
く致し
朝夕
(
てうせき
)
小遣錢
(
こづかひぜに
)
などを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
晩食
(
ばんめし
)
の
時
(
とき
)
宜道
(
ぎだう
)
は
宗助
(
そうすけ
)
に、
入室
(
にふしつ
)
の
時間
(
じかん
)
の
朝夕
(
てうせき
)
二
回
(
くわい
)
あることゝ、
提唱
(
ていしやう
)
の
時間
(
じかん
)
が
午前
(
ごぜん
)
である
事
(
こと
)
などを
話
(
はな
)
した
上
(
うへ
)
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
寧王
(
ねいわう
)
朝夕
(
てうせき
)
馬
(
うま
)
を
畫
(
ゑがい
)
て
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
これはどうもならぬそのやうに
茶利
(
ちやり
)
ばかり言はで少し
真実
(
しん
)
の処を聞かしてくれ、いかに
朝夕
(
てうせき
)
を嘘の中に送るからとてちつとは誠も交る
筈
(
はづ
)
、
良人
(
おつと
)
はあつたか
にごりえ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
意地
(
いぢ
)
め
入聟
(
いりむこ
)
同樣に
囂
(
やか
)
ましく
朝夕
(
てうせき
)
云ける故九助も何卒
亡
(
なき
)
母が
遺言
(
ゆゐごん
)
の如く田地を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
其上
(
そのうへ
)
宗助
(
そうすけ
)
はある
事情
(
じじやう
)
のために、一
年
(
ねん
)
の
時
(
とき
)
京都
(
きやうと
)
へ
轉學
(
てんがく
)
したから、
朝夕
(
てうせき
)
一所
(
いつしよ
)
に
生活
(
せいくわつ
)
してゐたのは、
小六
(
ころく
)
の十二三の
時迄
(
ときまで
)
である。
宗助
(
そうすけ
)
は
剛情
(
がうじやう
)
な
聽
(
き
)
かぬ
氣
(
き
)
の
腕白小僧
(
わんぱくこぞう
)
としての
小六
(
ころく
)
を
未
(
いま
)
だに
記憶
(
きおく
)
してゐる。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
おのづと肩身せばまりて
朝夕
(
てうせき
)
の
挨拶
(
あいさつ
)
も人の目色を見るやうなる情なき思ひもするを、それをば思はで我が
情婦
(
こひ
)
の上ばかりを思ひつづけ、
無情
(
つれな
)
き人の心の底がそれほどまでに恋しいか
にごりえ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
懸
(
かけ
)
其日は入牢とぞ相なりける其後松坂町郡代の
牢屋敷
(
らうやしき
)
に於て
無殘
(
むざん
)
成かな富右衞門は
日々
(
ひゞ
)
手強
(
てづよ
)
き拷問に掛り今は五
體
(
たい
)
悉々
(
こと/″\
)
く
弱
(
よわ
)
り
果
(
はて
)
物も
咽
(
のんど
)
を
下
(
くだ
)
すこと能はず一命既に
朝夕
(
てうせき
)
に
迫
(
せま
)
るに付富右衞門
倩々
(
つく/″\
)
來方
(
こしかた
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
おのづと
肩身
(
かたみ
)
せばまりて
朝夕
(
てうせき
)
の
挨拶
(
あいさつ
)
も
人
(
ひと
)
の
目色
(
めいろ
)
を
見
(
み
)
るやうなる
情
(
なさけ
)
なき
思
(
おも
)
ひもするを、
其
(
そ
)
れをば
思
(
おも
)
はで
我
(
わ
)
が
情婦
(
こひ
)
の
上
(
うへ
)
ばかりを
思
(
おも
)
ひつゞけ、
無情
(
つれな
)
き
人
(
ひと
)
の
心
(
こゝろ
)
の
底
(
そこ
)
が
夫
(
そ
)
れほどまでに
戀
(
こひ
)
しいか
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
成
(
な
)
る
事
(
こと
)
ならば
薄暗
(
うすくら
)
き
部屋
(
へや
)
のうちに
誰
(
た
)
れとて
言葉
(
ことば
)
をかけもせず
我
(
わ
)
が
顏
(
かほ
)
ながむる
者
(
もの
)
なしに
一人
(
ひとり
)
氣
(
き
)
まゝの
朝夕
(
てうせき
)
を
經
(
へ
)
たや、さらば
此樣
(
このひやう
)
の
憂
(
う
)
き
事
(
こと
)
ありとも
人目
(
ひとめ
)
つゝましからずは
斯
(
か
)
くまで
物
(
もの
)
は
思
(
おも
)
ふまじ
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
二
代
(
だい
)
の
奉仕
(
ほうし
)
たゆみなく、一
町
(
ちやう
)
餘
(
あま
)
りなる
我
(
わ
)
が
家
(
いへ
)
より、
雪
(
ゆき
)
にも
雨
(
あめ
)
にも
朝夕
(
てうせき
)
二
度
(
ど
)
の
機嫌
(
きげん
)
きゝ
怠
(
おこた
)
らぬ
心
(
こゝろ
)
殊勝
(
しゆしよう
)
なり、
妻
(
つま
)
もたずやと
進
(
すゝ
)
むる
人
(
ひと
)
あれど、
何
(
なん
)
の
我
(
わ
)
がこと
措
(
お
)
き
給
(
たま
)
へ
夫
(
それ
)
よりは
孃
(
ぢやう
)
さまの
上
(
うへ
)
氣
(
き
)
づかはしゝ
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
お
美尾
(
みを
)
の
母
(
はゝ
)
は
東京
(
とうけう
)
の
住居
(
すまい
)
も
物
(
もの
)
うく、はした
無
(
な
)
き
朝夕
(
てうせき
)
を
送
(
おく
)
るに
飽
(
あ
)
きたれば、一つはお
前樣
(
まへさま
)
がたの
世話
(
せわ
)
をも
省
(
はぶ
)
くべき
爲
(
ため
)
、つね/″\
御懇命
(
ごこんめい
)
うけましたる
從
(
じゆ
)
三
位
(
み
)
の
軍人樣
(
ぐんじんさま
)
の、
西
(
にし
)
の
京
(
けう
)
に
御榮轉
(
ごゑいてん
)
の
事
(
こと
)
ありて
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“朝夕”の意味
《名詞》
朝と夕方。
朝食と夕食。
一日中、終日。副詞的にも用いる。
《動詞》
朝食・夕食をとる。
常にともにいる。
(出典:Wiktionary)
朝
常用漢字
小2
部首:⽉
12画
夕
常用漢字
小1
部首:⼣
3画
“朝夕”で始まる語句
朝夕旦暮
朝夕昼夜