“時迄”の読み方と例文
読み方割合
ときまで100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さきにはかれ中食後ちうじきごは、屹度きつとへやすみからすみへとあるいてかんがへにしづんでゐるのがつねつたが、ごろ中食ちうじきからばんちや時迄ときまでは、長椅子ながいすうへよこになる。と、いつめうな一つ思想しさうむねうかぶ。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
其上そのうへ宗助そうすけはある事情じじやうのために、一ねんとき京都きやうと轉學てんがくしたから、朝夕てうせき一所いつしよ生活せいくわつしてゐたのは、小六ころくの十二三の時迄ときまでである。宗助そうすけ剛情がうじやうかぬ腕白小僧わんぱくこぞうとしての小六ころくいまだに記憶きおくしてゐる。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)