“一所”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いっしょ47.2%
ひとところ25.3%
いつしよ24.7%
ひとつ1.1%
いっしよ0.6%
ひとつところ0.6%
ひととこ0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
俺と一所に静かに、二三度うなずいた船長は伊那少年を顧みて、硝子のような眼球をギラリと光らした。決然とした低い声で云った。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それをは利用した。で昨夜根岸へ行った。すると白粉が引いてあった。そこで俺はその一所へ、丹砂剤をうんと振り撒いたものさ。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ふいとつて、「一所な。」で、て、濱野屋で、御自分、めい/\に似合ふやうにお見立すつたものであつた。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ぽっちり三臠五臠よりは附けないのに、葱と一所けて、鍋からもりこぼれるような湯気を、天井へ立てたはしい。
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
これもそれと似寄の話で、やはり十七年の秋と思う。わたしが父と一所に四谷へ納涼ながら散歩にゆくと、秋の初めの涼しい夜で、四谷伝馬町の通りには幾軒の露店が出ていた。
思い出草 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
一所に土橋がかかっていた。その下に枯蘆が茂っていた。また一所にの口があった。枯れたいていた。
隠亡堀 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
あゝ有り難うござりますると喜び受けて此中の仕様を一所二所は用ひし上に、彼箇所は御蔭でう行きましたと後で挨拶するほどの事はあつても当然なるに、開けて見もせず覗きもせず
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)