“一所”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いっしょ46.4%
ひとところ26.2%
いつしよ24.0%
ひとつ1.1%
ひととこ1.1%
いっしよ0.5%
ひとつところ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
俺と一所に静かに、二三度うなずいた船長は伊那少年を顧みて、硝子のような眼球をギラリと光らした。決然とした低い声で云った。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それをは利用した。で昨夜根岸へ行った。すると白粉が引いてあった。そこで俺はその一所へ、丹砂剤をうんと振り撒いたものさ。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ふいとつて、「一所な。」で、て、濱野屋で、御自分、めい/\に似合ふやうにお見立すつたものであつた。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ぽっちり三臠五臠よりは附けないのに、葱と一所けて、鍋からもりこぼれるような湯気を、天井へ立てたはしい。
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
まず厨子の本尊仏をかつぎだし、燭台経机の類をはじめ、唐織螺鈿の卓、の香炉、経櫃など、一所に運び集める。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これもそれと似寄の話で、やはり十七年の秋と思う。わたしが父と一所に四谷へ納涼ながら散歩にゆくと、秋の初めの涼しい夜で、四谷伝馬町の通りには幾軒の露店が出ていた。
思い出草 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
一所に土橋がかかっていた。その下に枯蘆が茂っていた。また一所にの口があった。枯れたいていた。
隠亡堀 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)