“打”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
43.4%
35.3%
うち8.3%
ダース1.5%
うた1.4%
ぶっ1.4%
うつ1.2%
ぶち1.2%
うっ0.9%
0.7%
たた0.6%
たゝ0.5%
ぶつ0.5%
ぶッ0.5%
ぶた0.3%
ちょう0.2%
にや0.2%
はた0.2%
どや0.1%
0.1%
0.1%
うっち0.1%
うて0.1%
おこ0.1%
0.1%
なぐ0.1%
のし0.1%
0.1%
0.1%
ぶん0.1%
ぼつ0.1%
0.1%
ウチ0.1%
ダズン0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つ。おまいに、おれを打つ力があるものか。もし、おれを打つてみろ、お父さんにつかまつて、手におきうをすゑられるからな。」
鳩の鳴く時計 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
こんどやってきたら、鉄砲てっぽうころしてしまうといっているひともあるくらいです。けれど、しょうちゃんは黒犬くろいぬをかわいがっていました。
僕がかわいがるから (新字新仮名) / 小川未明(著)
仮令先方では気づかなくても、私は今、あの娘の美しい幻を描きながら、この巻紙の上に、思いのたけをうちあけることが出来るのだ
(新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
コーヒー茶碗を一ダースほどブッコワしたのは正しくオレだけれども、然し、これだけの大家に、代りがないとは、おかしいじゃないか。
不連続殺人事件 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
ゆかより引下しこぶしを上てすでうたんとなす此時近邊きんぺんの者先刻よりの聲高こゑだかを聞付何ことやらんと來りしが此體このていを見て周章あわて捕押とりおさへ種々靱負を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
藤左衛門は幾度となく、駕籠のうしろや天井へ頭をぶっつけた。白鉢巻はしているものの元結もとゆいねて、髪はざんばらに解けかけている。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
秀ちやんは、余り評判がいゝのですつかり悦んでしまつて、妙な手振をして、盛んにおどりました。観る者は手をうつてはやしたてました。
泣き笑ひ (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
聞えるか、聞えるか。となりの野郎には聞えまいが、このくらいな大声だ。われが耳はぶちぬいたろう。どてッ腹へ響いたろう。
鷭狩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ひどく剛情を張るような事があれば、父母の顔色をむずかしくして睨む位が頂上で、如何いかなる場合にも手をくだしてうったことは一度もない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「こらっ、待て。まだ百は打ッていないぞ。なぜサバを読むか。さては、なんじら皆、追放人のこうから、賄賂わいろをもらっておるな」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
皆気が利かないから私でも居なければ、暖まらない時に湯タンポを入れたり、夜着の肩をたたいてあげるのは一人も居ないんですものねえ。
農村 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
小「嘘をつけえ、三百石の田地持が六百ばかりの端銭はしたぜにで江戸へこう筈はねえ、さアぐず/\するとたゝッ斬るぞ、仁助縛っちまえ」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
いやな風体ふうていな奴があとから附けて来ましたから、盗賊どろぼうだと思いましたゆえ、逃げ出す途端に、貴方あなたぶつかりまして、何とも申訳がありません
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
舷へ手をかけて、神様のような顔を出して、何にもねえ、八方から波をぶッつける暗礁かくれいわがあるばかりだ、迷うな、ッていわしった。
海異記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
倒れる処を其の者の抜きました長物ながもの刀背打むねうちに二ツ三ツちましたが、七人力ある人にぶたれたのですからたまりません
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
諏訪栄三郎、そのさまを見るより、昨夜来、血に飽いている武蔵太郎をちょうッ! とひるがえして、左膳へ斬りこむ。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
曰く「にくこい奴でございます、(中略)何時私が御主人の頭をにやしました(中略)これははや金子けんすまで」
磯は黙って煙草をふかしていたが、煙管きせるをポンと強くはたいて、ぜんを引寄せ手盛てもりで飯を食い初めた。ただ白湯さゆぶっかけてザクザク流し込むのだが、それが如何いかにも美味うまそうであった。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「下宿屋のまづいめしを一日に十ぺん食つたら物足りる様になるか考へて見ろ」といきなり警句でもつて三四郎をどやしつけた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「疎暴だッてかまわんサ、あんなやつは時々ぐッてやらんと癖になっていかん。君だから何だけれども、僕なら直ぐブン打ッてしまう」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
不滅フメツ真理シンリ微笑ホホエンデオシエル、「一長一短イッチョウイッタン。」ケサ、快晴カイセイ、ハネキテ、マコト、スパルタノ愛情アイジョウキミ右頬ミギホオフタツ、マタツ、ツヨツ。他意タイナシ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
昌允 それは、このままうっちゃっとけばそうだろうけれど、あの人の言うとおり、美伃と一緒にして了えばそれでいい話じゃないですか。
華々しき一族 (新字新仮名) / 森本薫(著)
箸箱はしばこにて發矢はつしうてば打れて驚きお金は氣にてもちがひしかと思へばキヤつと云さまに其所を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
新大橋を過ぐる折から雨またばら/\と降り来。されど舟子の少しも心にかけぬさまなるに我等も驚かで、火をおこし湯をたぎらしなどす。
鼠頭魚釣り (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
例えて云うと、或人が茶屋女などに突然背中をやされた刹那せつなに受ける快感に近い或物であった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「僕なら直ぐその場でブンなぐッてしまう」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
アイじゃ可笑おかしいわ、ウンというンだわ、と教えられて、じゃ、ウンと言って、可笑おかしくなって、不覚つい笑い出す。此方が勘ちゃんに頭をられるより余程よッぽど面白い。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
そのときたちまち、右手みぎてたかく、御秘蔵ごひぞう御神剣ごしんけんかざし、うるし黒髪くろかみかぜなびかせながら、部下ぶか軍兵つわものどもよりも十さきんじて、草原くさはら内部なかからってでられたみことたけ御姿おんすがた、あのときばかりは
「今も居ます。現に居ます、ごめんなさい。談じます。談判します、ぶんなぐります、花嫁だなんて失礼な。」
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
商「エーイ主人がね此方こっひえようとすう、てもえ此方ほっひけようとする時にほろがりまして、主人の頭とうわしの頭とぼつかりました処が、石頭ゆいあさまいさかった事、アハアしべてえや」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
斯うしていれば大抵は無難だが、それでも時々何の理由もなく、通りすがりに大切の頭をコツリとって行くこともある。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
能始たるオモテは弥勒ウチ
松本たかし句集 (新字旧仮名) / 松本たかし(著)
四角キャレだの馬乗りア・シュヴァルだの横断線トランスヴァサルだのコラウムだのダズンだのと色んな専門的な細部や
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)