にや)” の例文
曰く「にくこい奴でございます、(中略)何時私が御主人の頭をにやしました(中略)これははや金子けんすまで」
相「殺すのは可愛相かわいそうだが、にやしてやりてえなア、だが喧嘩をした事が知れゝばうなりますか」
相「なんですと、孝助が養子になると、にッこい奴でごじいます、人の恋路こいじの邪魔をすればッて、わたくしが盗人根性があって、お負けに御主人の頭をにやすと、何時いつ私が御主人の頭を打しました」