“打遣”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
うっちゃ51.7%
うちや20.7%
うつちや13.8%
うちやっ3.4%
うっち3.4%
うッちゃ3.4%
ぶつつか3.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“打遣”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 日本史 > 関東地方50.0%
総記 > 図書館・図書館学 > 読書・読書法4.5%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸3.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
平岡は、仕方がない、当分辛抱するさと打遣うっちゃる様に云ったが、その眼鏡の裏には得意の色がうらやましい位動いた。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
打遣うっちゃって置けば、そうなるのです。赤ん坊は生れながらの égoisteエゴイスト ですからね。」
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
とにかく兄やいもとの夫まで呼び寄せた私が、父の病気を打遣うちやって、東京へ行く訳には行かなかった。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
貴方あなたおつしやる所も、一理あるが、わたしにもわたしの考があるから、まあ打遣うちやつていてください」と云つた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
しかし、いくら手のつけやうがないと云つても、そのまま打遣うつちやつて置くわけには、なほ行かない。
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
これもしらべて見ようと思ひながら、いまだにその儘打遣うつちやつてある。
本の事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
十四年も春去秋来しゅんきょしゅうらいとんらちの明かぬ様子なれども、此方こっちまで急ぐ事でないから打遣うちやって置く中に、何か政府中に議論が生じたと見え
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
さいわいにして金が出来れば教育してる、出来なければ無学文盲のまゝにして打遣うちやって置くと、私の心に決断して、さて先方の人は誠に厚意をもって話してれたので
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
どこか打遣うっちゃる所はなかろうかと向うを見ると闇の中に大きな森が見えた。
夢十夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
でも、全くあの時は先方さきの口振りがいかにも急ぎのようでしたものですから……いえ、どッちにしてもほかのこととは違いますし、阿母さんの方だって心待ちにしておいでのことは分ってますから、先方が何とも言って来ないからって、それで打遣うッちゃっておいちゃ済みませんわね。
深川女房 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
「家でごすか、余程あれの為めに金のう打遣ぶつつかつたでがすが爺様とつさままだ確乎しつかりして御座らつしやるし、廿年前までは村一番の大尽だつたで、まだえらく落魄おちぶれねえで暮して御座るだ」
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)