“検”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
しら54.5%
あらた35.7%
けん2.0%
あら1.7%
1.7%
ため1.4%
しらべ1.2%
けみ0.9%
くら0.3%
0.3%
たしか0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
知りたかったのだ。あとは発送簿の数量を逆にべてゆくと、あの箱を積んだ日、ってあれを製造した日がわかるという順序なんだ
地獄街道 (新字新仮名) / 海野十三(著)
水かさが増した濁流の三条口には、仮橋のたもとに沢山な騎馬武者がいて、武蔵ばかりでなく、往来人はいちいち止めてめていた。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
リンゴの果実は、これをに割ったり横に切ったりして見れば、よくその内部の様子がわかるから、そうしてして見るがよい。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
彼はその不規則な筋を指の先でざらざらでて見た。けれども今更鄭寧げたかんじんの結び目をいて、一々中をためる気も起らなかった。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
店では恐縮して、奥の一間で衣類なぞをてみたが、もちろん品物は出てこなかった。女はふんと鼻を高くして、下女を連れて帰って行った。
なぜ帆村は、そんなことをしてみたのであろう。彼はなんとなく怪しい西洋封筒を受取ってから、急に警戒心を生じたのであった。
蠅男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
つい隊長様なんぞのお耳へ入って、御存じだから、おい奴さん。おの時もそのお談話をなすったろう。
海城発電 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
今日の只今も繇条書屋の書斎南窓下の机にって一方には植物の実物をし、一方にはペンを動かしてこれを記述し、また写生図をも自分に作っている。
左の眼尻黒子があったが、——そんな事さえべて見ても、やはり確かに男だった。お蓮は不思議に思うよりは、嬉しさに心をらせながら、そのまま体も消え入るように、男のへすがりついた。
奇怪な再会 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
事務室のまん中の大机には白い大掛児を着た支那人が二人、差し向かいに帳簿をらべている。一人はまだ二十前後であろう。もう一人はやや黄ばみかけた、長い口髭をはやしている。
馬の脚 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
血まみれの中を後でよくめてみるがよい。——、不審な事、分らぬ点は、この床下へ、ふんって突っ込んである浪人へ問いすがよい。
夏虫行燈 (新字新仮名) / 吉川英治(著)