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検
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あら
ふりがな文庫
“
検
(
あら
)” の例文
旧字:
檢
彼はその不規則な筋を指の先でざらざら
撫
(
な
)
でて見た。けれども今更
鄭寧
(
ていねい
)
に
絡
(
から
)
げたかんじん
撚
(
より
)
の結び目を
解
(
ほど
)
いて、一々中を
検
(
あら
)
ためる気も起らなかった。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「さあ! どうぞ。よく
検
(
あら
)
ためてお受取り下さいませ! お預りしたときと、寸分違つてゐない筈ですから。」
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
「その方たちは土地の者と見えるが、ちょッと、この堂の内部を
検
(
あら
)
ためさせてくれぬか」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
よく
検
(
あら
)
ためもしなかったので、源十郎じしんさえすこしも気がつかなかった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
そうしてユックリと放尿してしまうと、電球の真下の白いタイル張りの上に投げ出してある白いタオル寝巻きと、黒い革のバンドを取り上げて、不思議そうに
検
(
あら
)
ためていた事を
記憶
(
おぼ
)
えている。
一足お先に
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
「さあ! どうぞ。よく
検
(
あら
)
ためてお受取り下さいませ! お預りしたときと、寸分違っていない筈ですから。」
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
細君は中を
検
(
あら
)
ためた。中からは四、五枚の
紙幣
(
さつ
)
が出た。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
検
(
あら
)
ためるまでもねえ、
煙草
(
たばこ
)
の葉だろう」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
検
常用漢字
小5
部首:⽊
12画
“検”を含む語句
検挙
検校
塙検校
検非違使庁
検察官
検非違使
探検
検見
検査
臨検
下検分
検察
検束
探検隊
御検分
巡検
探検者
検屍
検分
検覈
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