“下検分”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
したけんぶん75.0%
したみ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて時計屋敷の大掃除をするに先立って、その下検分したけんぶんのために、七人の有力者が、屋敷へはいってみることになった。これがいわゆる新興班の連中で、北岸が班長、吉見がその副班長だった。
時計屋敷の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「さては早くも下検分したけんぶんにまいったの」
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
残炭のこり下検分したみに廻わった二等機関士のチャプリンひげが、俺の部屋へ転がり込んで来た。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)