“したけんぶん”の漢字の書き方と例文
語句割合
下検分100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて時計屋敷の大掃除をするに先立って、その下検分したけんぶんのために、七人の有力者が、屋敷へはいってみることになった。これがいわゆる新興班の連中で、北岸が班長、吉見がその副班長だった。
時計屋敷の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「さては早くも下検分したけんぶんにまいったの」
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この下検分したけんぶんの使の責任は重く、目の前が暗くなる思いがするのであったが、それでも房枝は、メキシコにいるときから、いくたびとなく夢にみていたなつかしい東京の土地を踏むのだと思うと
爆薬の花籠 (新字新仮名) / 海野十三(著)