“塙検校”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はなわけんぎょう60.0%
はなはけんぎやう20.0%
はなはけんげう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
和学講談所の塙検校はなわけんぎょうのほかにあり得ないと思われるが、ただ、その声の出るところが、いずれの方面だか見当がつきません。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
塙検校はなはけんぎやうたぐひであつたと見える。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
世の中にはお前さんなどよりも数等かぬ体で、立派な事業を為た人はいくらもある。盲目めくらで学者になつた塙検校はなはけんげうと言ふ人も居るし、跛足びつこで大金持に為つた大俣おほまたの惣七といふ男もある。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)