“臨検”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りんけん83.3%
ラッフル16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうちに、両船は相前後して、投錨とうびょうした。お互いに、すねにきずをもっていることとて、仏官憲の臨検りんけんを、極度に気にした。
火薬船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
信長は予告なしに饗応奉行きょうおうぶぎょうの台所屋敷へ臨検りんけんした。このところ安土は照入梅てりにゅうばいのような蒸暑さであったせいか、乾物かんぶつや生魚のにおいがぷんぷんと鼻へ襲った。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「今朝の、って臨検ラッフルのこと? 知りませんね、聞かしてちょうだい」
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)