“検(くら)” の例文
旧字:檢
左の眼尻(めじり)に黒子(ほくろ)があったが、——そんな事さえ検(くら)べて見ても、やはり確かに男だった。お蓮は不思議に思うよりは、嬉しさに心を躍(おど)らせながら、そのまま体も消え入るように、男の頸(くび)へすがりついた。
奇怪な再会 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)