“黒子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほくろ92.6%
ぼくろ5.5%
くろこ1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
眼の大きく見えるのは、肉の落ちてゐるからであらう。左の頬にある大きな黒子は、その時でもはつきり見えた。その上顴骨が高い。
孤独地獄 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
否々、時により、案外な好意をしめし、あのあいそ黒子を、十年の知己かの如く、にんまり見せる。——そんな場合の道誉は、憎もうにも憎めなかった。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかしその敵の廻し者も、火災をおこすまでの考えはなかったのかも知れなかった。鬼火を捨てた黒子は、新之助が可愛がっていた正直者である。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)