“黒子”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ほくろ93.8%
ぼくろ4.2%
くろこ2.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“黒子”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.5%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
皮膚のたるんでるような頬、きっとしまった厚い唇、太い首、眉の横の黒子ほくろ、……凡てよく見覚えのあるものばかりだった。
子を奪う (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
「雪のように、白い、えりあしの奥に、お金をかぞえる時、ちらと、かなり大きな黒子ほくろがあったように覚えております」
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
否々、時により、案外な好意をしめし、あのあいそ黒子ぼくろを、十年の知己かの如く、にんまり見せる。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
能の仮面の泣き老女、そっくり老婆の顔であった。左の下眼瞼したまぶたに小指ほどの、大きな泣き黒子ぼくろが附いているので、一層その顔は悲しそうに見えた。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
頭から足の先まで黒装束の黒子くろこが、長い竿の先につけた火の玉を、忠信の動くにつれて、移動させていた。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
黒子くろこを着た助手などはほとんどただぼやけた陰影ぐらいにしか見えないのである。
生ける人形 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)