“くろこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
黒焦71.4%
黒子21.4%
黒衣7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女中ぢよちう一荷ひとに背負しよつてくれようとするところを、其處そこ急所きふしよだと消口けしぐちつたところから、ふたゝ猛然まうぜんとしてすゝのやうなけむり黒焦くろこげに舞上まひあがつた。うづおほきい。はゞひろい。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
歌舞伎芝居に出て來る黒子くろこと云ふ風體の人間が、それこそ誇張なしに百人も二百人もひしひしのしかかつて來たのだ。
自分の変態心理的経験 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
川へ飛込めば下には船が待つて居て救ひあげてくれるし、往來の松の枝に首を吊ればそつと後ろから抱き上げてくれる黒衣くろこが着いて居る。