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くろこげ
ふりがな文庫
“くろこげ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
黒焦
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒焦
(逆引き)
と黒板にかいてある。さっきは別に腹も立たなかったが今度は
癪
(
しゃく
)
に
障
(
さわ
)
った。
冗談
(
じょうだん
)
も度を過ごせばいたずらだ。
焼餅
(
やきもち
)
の
黒焦
(
くろこげ
)
のようなもので
誰
(
だれ
)
も
賞
(
ほ
)
め手はない。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
妹は電車の中で、顔のくちゃくちゃに
腫
(
は
)
れ上った
黒焦
(
くろこげ
)
の男を見た。乗客の視線もみんなその方へ注がれていたが、その男は割と平気で車掌に何か訊ねていた。
廃墟から
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
燃え尽した書物がフィルムの逆転によって
焼灰
(
やけばい
)
からフェニックスのごとく甦って来る。巻き縮んだ
黒焦
(
くろこげ
)
の紙が一枚一枚するすると伸びて焼けない前のページに変る。
雑記帳より(Ⅱ)
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
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