“冗談”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょうだん83.1%
じようだん14.3%
ぞうたん0.6%
ぞうだん0.6%
てんご0.6%
ジヨーク0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
事のていそのものは全く冗談じょうだんでもなければ、いたずらでもない、好きでやっているわけでも、病で狂っているわけでもない、まして
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
いくらフロツクに緋天鳶絨ひびろうどのチヨツキを着て由兵衛奴よしべゑやつこの頭を扇子せんすで叩いてゐたつて、云ふ事まで何時いつでも冗談じようだんだとは限りやしない。
南瓜 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
よね しつかりせんかい、冗談ぞうたんのごたる。そツで明日あす発たるツとかい。
牛山ホテル(五場) (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
ごとくきゃ、此畜生こんちくしょう! あらいやばん、此方こなたのそくしゃあか、冗談ぞうだんしんさんな」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「——あんた、平気で冗談てんご言やはんねんなあ」
わが町 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
又湯呑みを担いで運ぶ図柄もあまり馬鹿馬鹿しいやうだが、彼怪物の休息図を想像するとどうしてもこの冗談ジヨークをつけたくなるこの意味に於て冗談は真実になる。出羽ヶ嶽星取表——○●●●○