“じょうだん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
冗談31.9%
戯談18.7%
串戯17.7%
笑談10.9%
常談5.8%
冗戯4.8%
串談3.3%
戯言3.0%
雑談1.0%
悪戯0.5%
謔語0.5%
上壇0.3%
上段0.3%
冗弁0.3%
剰談0.3%
戯語0.3%
誣告0.3%
調戯0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「何です今頃楊枝なぞをえ込んで、冗談じゃない。そう云やあ昨夕あなたの部屋に電気がいていないようでしたね」と云った。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「せんだって、往来っていたら、からすが屋根にとまって、アホウ、アホウといていたぞ。」と、戯談をいったものがあります。
赤いガラスの宮殿 (新字新仮名) / 小川未明(著)
串戯交りにいわれた事があり、そしてこの血圧の低い事と脈の柔かい事から推しますと、まず私は脳溢血に罹る事はないように思われます。
しかしその他の場合では、罪のない笑談を言ったりして、妻や子供の家族を笑わせ、女中までも仲間に入れて、一家団欒の空気を作った。
すると校長と話していた、口髭の短い粟野教官はやはり微笑を浮かべながら、常談とも真面目ともつかないようにこう保吉へ注意をした。
文章 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
この涼しさに元気づいて、半分は冗戯だが、旅をすれば色々の事がある。駿州の阿部川は、そっくりのものに木でえたのを、盆にのせて、看板に出してあると云います。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
主人の中川も気の毒になり「大原君、串談だよ。気にかけ給うな。サア今度の料理も珍物だから試してくれ給え」
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
戯言とまじめと工合よく取り交ぜて人を話に引き入れる。政さんはおはまの顔を時々見てはおとよさんをほめる。
隣の嫁 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
雑談だ。雑談を真に受ける奴が、あるものか。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
し乃公が鋸屑なんか食べて病気になったら如何する積りなんだろう。悪戯にも程がある。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
お倉やお種が笑えば、お俊もいて笑った。この謔語は、森彦でなければ言えないからであった。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
この日に家康は翠色装束をして、上壇を二帖敷かせた上に、暈繝の錦のを重ねて着座した。使は下段に進んで、二度半の拝をして、右から左へ三人んだ。
佐橋甚五郎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
燕作は見くびりぬいて上段にかまえ、すきをねらって竹童の手もとへ、パッと斬りつける。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この若い学究に取っては、許嫁の姫の素晴らしい美しさよりは、外国語の髭文字の方が魅力に富んで居たのでしょう。まして、黒津武の冗弁などは、物の数でもなかったのです。
判官三郎の正体 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
遠山は辞を低うしてその伺候した種彦をば喜び迎え、昔に変らぬ剰談ばなしの中にそれとつかず泰平の世は既に過ぎ恐しい黒船は蝦夷松前あたりを騒がしている折から
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
戯語ばかりお言いでない」
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
吏は女と児の死体をがせ、廷章を伴れて引きあげて往ったが、廷章の詞は理路整然としていて誣告でもないようであるから、南を呼びだすことにしてを南の家へだした。
竇氏 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
調戯じゃない。君と僕とドッチが先きへ死ぬか、年からいったって解るじゃないか。」
鴎外博士の追憶 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)