“冗戯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょうだん82.6%
からかい4.3%
じやうだん4.3%
じょうぎ4.3%
ふざ4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで儲けている一つかみの黄金があれば、一村の飢餓きがが救われるであろうほどの物を、まるで、冗戯じょうだんみたいに、遣り取りしていた。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こっちは、捨ててしまいたいとさえ思っているのに——と冗戯からかい
野槌の百 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おれは無邪気な冗戯じやうだんつもりで
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
皆、都会人とみえ、洗煉された会話のりのうちに、理智があり、冗戯じょうぎがあり、細かい神経も働いている。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
話の材料というのはただの笑話にすぎぬものだが、もしかしたら、私が誰かに冗戯ふざけられていることかもしれない廻転の深さも含んでいる。