“からかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
揶揄51.9%
調戯37.0%
冗戯3.7%
戯弄3.7%
調弄3.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうちには、屹度きっと最初の意志を貫徹してみせるぞという凄い盗児のよくやる挑戦的な揶揄からかいにちがいない——と
梅颸の杖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
が、ちらと娘を見返った鉄斎の老眼は、父親らしい愛撫と、親らしい揶揄からかいの気味とでいつになく優しかった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
九女八は、若いもの調戯からかいたがる台助のくせを知っているので、口へは出さないが、腹の中でそう思っている。
市川九女八 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
年長の友人が誘っても私が応ぜぬので、調戯からかいに、私は一人で堕落して居るのだろうというような事を言った。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
お稲は、百の独り言をふしぎそうに聞いた。こっちは、捨ててしまいたいとさえ思っているのに——と冗戯からかいに、
野槌の百 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そうして神様のお啓示しめしか、悪魔の戯弄からかいかわからないままに、ドキンと、胸がとどろくと一緒にハッとわれに帰るような事が、一日のうち何度となくあるようになりました。
瓶詰地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
太「何だ障子越しにおれの年を聞くと云うのは何だ……御冗談や調弄からかいでは困ります、此方へお這入りなさい」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)