“からかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
揶揄46.7%
調戯43.3%
冗戯3.3%
戯弄3.3%
調弄3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飾磨しかまから船中の間では目的を果し得なかったが、そのうちには、屹度きっと最初の意志を貫徹してみせるぞという凄い盗児のよくやる挑戦的な揶揄からかいにちがいない——と
梅颸の杖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「お前がその女に悪戯いたずらをされるのは、されるような因縁がついているんだから仕方がねえ、ちょっと調戯からかいにやってみたんだから、根に持つなよ」
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
こっちは、捨ててしまいたいとさえ思っているのに——と冗戯からかい
野槌の百 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そうして神様のお啓示しめしか、悪魔の戯弄からかいかわからないままに、ドキンと、胸がとどろくと一緒にハッとわれに帰るような事が、一日のうち何度となくあるようになりました。
瓶詰地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
太「何だ障子越しにおれの年を聞くと云うのは何だ……御冗談や調弄からかいでは困ります、此方へお這入りなさい」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)