“からこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カラコ
語句割合
唐子78.3%
唐児13.0%
揶揄4.3%
調弄4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
思懸おもいがけず、何の広告か、屋根一杯に大きな布袋ほていの絵があって、下から見上げたものの、さながら唐子からこめくのに、思わず苦笑したが
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それから助手の子供らは、まるで絵にある唐児からこです。あたまをまん中だけ残して、くりくりって、うやうやしく両手をこまねいて、陳氏のうしろに立っていました。
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
「ホホホホホホ、これで雲助どもを揶揄からこうたのは、今度の旅で三度目じゃ」
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
室の中へ置いて来たから、夫が気に成り何でも蝋燭の盡きるまで調弄からこうて居るが得策だと思ったが最う調弄うて居る必要もなくなった
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)