唐児からこ)” の例文
護法堂の布袋ほてい、囲りに唐児からこたわむれて居る巨大な金色の布袋なのだが、其が彫塑であるという専門的穿鑿をおいても、この位心持よい布袋を私は初めて見た。
長崎の一瞥 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
それから助手の子供らは、まるで絵にある唐児からこです。あたまをまん中だけ残して、くりくりって、うやうやしく両手をこまねいて、陳氏のうしろに立っていました。
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
唐児からこわげ」を「からわ」という。日本紀にほんぎに角子を「あげまきからわ」と訓してあるそうで、もしかすると「からわ」また「からは」は初めには頭を意味したかもしれない。
言葉の不思議 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)