“積”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
つも38.4%
35.1%
つもり16.9%
せき2.0%
づみ1.5%
つみ1.3%
かさ1.0%
つん0.8%
0.5%
えっ0.3%
(他:9)2.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“積”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸30.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)10.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語5.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
横笛四邊あたりを打ち見やれば、八重葎やへむぐらしげりて門を閉ぢ、拂はぬ庭に落葉つもりて、秋風吹きし跡もなし。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
「いゝつもりだなあ。僕も、あんな風に一日いちんちほんを読んだり、音楽を聞きに行つたりしてくらして居たいな」
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
そして、たくさんとってきて、材木ざいもくかさねてある、のよくたるところであそんだのです。
左ぎっちょの正ちゃん (新字新仮名) / 小川未明(著)
やしろ境内けいだいにあるすぎのえだから、ドタ、ドタといって、もったゆきちました。
夜の進軍らっぱ (新字新仮名) / 小川未明(著)
何でも親達おやたちは軍人にするつもりで、十ばかりのやつつかまえてウィインの幼年学校に入れたのだそうです。
勘次かんじはおしなうするつもりだときつぱりいつてしまへばけつして反對はんたいをするのではない。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「だつて、そのくれゐあためへだア。お前さアばか、勝手な真似して、うらとがめられるせきはねえだ」
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
固より広い庭でないうへ立木たちきかずが存外多いので、代助のあるせきはたんとかつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
私はふらふらと真暗い材木づみの蔭からソロソロと歩き出して、向側の車道に片足をかけようとした。
冥土行進曲 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
荷船、脇船わきぶね色塗いろぬり伊達小早だてこはやなどが七、八そうみえる中に、群をぬいて大きな一艘のお関船せきぶねは阿波の用船千石づみまんじ丸。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雪をまろめて達摩だるまつくり大根をりてうそどりの形を写しゝにさえ、しばしば人を驚かせしに、修業の功をつみし上
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
此度このたび象牙ぞうげひいらぎえて児供こどもを相手の音曲おんぎょく指南しなん、芸はもとより鍛錬をつみたり
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
この悩みぬいている玄石の心の上へ、都市計画の進行は、もう一つの苦しみをかさねた。
二人の盲人 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
蛇窪無産者託児所と白地へ黒ペンキで書いた標識は、土管のかさねてある側、溝からは一間以上も引こんだ場所に、通行人の注意をひくように往来へ向って立ててあったはずである。
乳房 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
為替で一寸ちょいおくっれば、何も正金しょうきんを船につんで行く必要はないが、商売思想のない昔の武家は大抵こんなものである。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
わらつんで広く淋しき枯野かな 尚白
俳句とはどんなものか (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
が、先旦那様せんだんなさまも偉い方で御座りましたよ、二十年前に心配しなすつた通りに、今は成り果てて仕舞ひました、何だだと取られるものは多くなる、れる作物ものに変りは無い、其れで山へも入ることがならねい
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
日本婦人は外からばかり磨く、お湯に入って一時間も二時間も磨いて磨いて遂には顔の皮までく人があるけれどもそれがためにかえって食物の事を度外視して粗悪な無造作な手数のかからない生煮なまにえの物ばかり食べるから顔の光沢つやは内部から悪くなって青いような黒いような陰気な色になり、お負けに年をると顔へ汚点しみが出来たりソバカスが出来たりする。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
中の条で買えば砂糖でも酒でも何でも安いものがあるからねえ、買って来やんす、また退屈なら己方おらほうで蕎麦ひいて、又麦こがしも出来るからねえわしイ持って往きやすから、どうせ毎日往くだからねえ駄賃はいりやしねえ、むまの上へえっけていくから
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
その時、側にさなっていた罐詰の空罐がひどく音をたてて、学生の倒れた上に崩れ落ちた。
蟹工船 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
彼は、真白い、二つがさねの枕の上に仰向いたまま云った。
或る日 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
塵埃ほこりたかる時分にゃあ掘出しのある半可通はんかつうが、時代のついてるところが有りがてえなんてえんで買って行くか知れねえ、ハハハ。
貧乏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
と呼んで来たのを幸、すっかり掻浚かきさらって、かごたまった紙屑の中へ突込んで売りました。屑屋は大な財布を出して、銭の音をさせながら、
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
トモのハッチに近く、蟹の脳味噌の匂いがムッとくる。網が山のようにつまさっている間に、高さのびっこな二つの影がたたずんでいた。
蟹工船 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
兄弟等きやうでえらけてなんざあんねえつむりなんでさね」
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
三日位徹夜したって何ともないと無闇むやみ威張いばってわざわざ極端な不養生を自慢するのがちょうどこの時代の人たちだ。その不養生が積もりつもって三十五歳以上四十歳以下の年齢に不治ふちの病気を発する。その時になってモー後悔しても追付おっつかない。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
塩のように細かい雪の降りつもるのが、こういう土地の特色だ。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
播磨風土記揖保郡の「御橋の山は、大汝命の造つたもので、ツミテ、山、石橋に似る」とある。
日琉語族論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)