“身震”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みぶる54.7%
みぶるい35.9%
みぶるひ9.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
膝からともすれば襦袢じゅばんがハミ出しますが、酣酔かんすいが水をブッかけられたようにめて、後から後から引っきりなしに身震みぶるいが襲います。
大嫌だいきらいだから身震みぶるいをして立留ったが、また歩行あるき出そうとして見ると、蛇よりもっとお前心持の悪いものが居たろうではないか。
政談十二社 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
白樺しらかんばよ、蓬生よもぎふ大海原おほうなばらゆあみする女の身震みぶるひ、風がその薄色の髮に戲れると、おまへたちはなにか祕密を守らうとして象牙の戸のやうにあしを合せる。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)