“身装”のいろいろな読み方と例文
旧字:身裝
読み方(ふりがな)割合
みなり82.8%
なり10.6%
みな2.0%
いでたち1.3%
みごしらえ1.3%
こしらえ0.7%
みごしらへ0.7%
みじま0.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“身装”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸21.0%
文学 > フランス文学 > 小説 物語9.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
ひとりの貧しい身装みなりをした娘が、汽車の窓のところに来て、麺麭ぱん燻肉くんにくと復活祭の卵を売ろうとしている。
ドナウ源流行 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
或日のひるさがり、あま瀬町せまち光照寺くわうせうじといふ寺へ、身装みなりの正しい若者が一人訪れて来た。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
教えなかったのは私はこんな尾羽おは打ち枯らした貧乏くさい生活をしているのに柳沢はいつも洒瀟こざっぱりとした身装なりをして
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
お島はその身装なりで、親しくしているお顧客とくいをまわって行った。その中には若い歯科医や弁護士などもあった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
それが、女であるだけ疲れかたが違ったところにあり、働いている間身装みなりにしろ男の人の方が働き易い自由さを持っていると思う。
女性の生活態度 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
お役人さんて妙ね、髭をはやした立派な身装みなりをした人が、痩せこけたみすぼらしいお爺さん見たいな人にヘイヘイするんですものねえ。
ニッケルの文鎮 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
老いたるも若きも珍型異装を誇り顔に漫々然々ぶらりぶらりと練り歩く様子、異装にかけてはあえて人後に落ちざるタヌの身装いでたちはとみてあれば、今日はまた一段と趣向を凝らしたとみえ
2 極楽鳥パラダイツの飾りをつけたフェルトの流行とは正反対のグランとツバの拡い帽子を目深まぶかにした身装いでたち、……流行品店の飾窓に映るかの女の姿態を裸体にするキャバレーの門柱のムーラン・ルージュ。
戦争のファンタジイ (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
浅黒き顔に黒木綿の羽織、麁末なる身装みごしらえながら、どこやら冒しがたき威風ありげに見ゆるも、眼光の人を射ればか。
誰が罪 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
打ち見たところ二十七八、どうかしたら三十というところでしょうが、洗い髪のままに薄化粧をらし、手足は少し荒れておりますが、上から下まで申分のない贅沢ぜいたく身装みごしらえを見ると、人の懐中物などを狙う人柄とはどうしても思えません。
長合羽を部屋着の上に着て、おかしな身装こしらえでお客の積りで瀧の戸が音羽の手を曳いて
いつせいに身装みごしらへをして、わたしは転生したのである。
希臘十字 (新字旧仮名) / 高祖保(著)
階下では百合子が鏡の前で切りと身装みじまひに余念のない姿が、はつきりとカーテンに映り、その隙間からは彼女が靴下を穿く様子などがちら/\と見うけられるのであつた。
まぼろし (新字旧仮名) / 牧野信一(著)