“身裝”のいろいろな読み方と例文
新字:身装
読み方割合
みなり70.6%
いでたち5.9%
なり5.9%
みごしらへ5.9%
みづくろ5.9%
みな5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
身裝みなりは氣の毒なほど粗末ですが、十七八の美しい娘で、あどけなく可愛らしいうちにも、武家の出らしい、品のよさが、好感を持たせます。
りゅうとした身裝いでたちをしたこの紳士の、威風凛々たる面構えは、わいわい囃し立てていた野次馬どもにも、大いに威壓的な效果を生んだ。笑い聲はぱったりやんでしまった。
窓外では、見窄みすぼらしい身裝なりをした朝鮮工夫が道路の修繕をしてゐた。僅かばかりの石を入れた籠を重さうに脊負つてノロ/\と坂を上つて來る工夫もあつた。
新婚旅行 (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
洗ひ髮のまゝに薄化粧をこらし、手足は少し荒れて居りますが、上から下まで申分のない贅澤な身裝みごしらへを見ると、人の懷中物などを狙ふ人柄ひとがらとはどうしても思へません。
そして一度きちんと身裝みづくろひして——私の大嫌ひなそして私をひどくだらしなく見せるほこりや亂れた處を一つも殘さないやうに身裝つて——私は手摺につかまりながら匍ふやうにして石の階段を下り
服裝も相當なもので、少くもちゃんと身についた身裝みなりをしている。