ノンシャラン道中記ノンシャランどうちゅうき03 謝肉祭の支那服 ――地中海避寒地の巻――03 しゃにくさいのチャイナふく ――ちちゅうかいひかんちのまき――
一、誦するはこれ極楽浄土の歌。一九二九年二月十日、巴黎なる里昂停車場を発したる地中海行特急第七九五号列車は、蒼味をおびた夜空に金色の火花を吹き散らしながら、いまや、アルルの近郊に近い平坦な野原に朦朧とたたずむ橄欖の矮林のそばを轟々たる疾駆を …
作品に特徴的な語句
いき シャトオ 広場スクワアル すべら 仲間コオパン 南方ミデイ チャン 日本おくに てっぺん 喇叭コルネット サント 電鈴ソンネット ばら 海狸キャストオル 目覚めざと 下宿パンション 仕込しく 前菜オオ・ドオヴル 空腹ひだる 糸杉シープレス 行列マルソウ 近郊プロヴァンス 赤帽ボルトウル 身装いでたち 露台テラス こら あめ 山車シャル 披露アノンセ しゅう 檸檬シトロン 突堤ジコテ ゆわ 臘虎ラッコ 茶会ティ・パアティ 錚々ちりちり 風神ゼフィロス 令嬢ドモアゼル 別荘ヴィラ くら 大筏ジョン 憧憬あこがれ 旅館ホテル ふくろ 橄欖オリーブ フラン なめら とも 番附プログラム 真紅しんく わたくし 荘館シャトウ 詩神アポロン 転調モジュレエション 里昂リヨン 上海シャンハイ くだん てい 偸視ぬすみみ こがらし 刺繍ししゅう とき 削瘠さくせき テーブル 吃驚びっくり なご くちばし トン ささや 四粁いちり 四辺あたり 困憊こんぱい ちり 夜目よめ 夫人おくさん 姫鱒ひめます あな 容脚あし 小庇こびさし すこ 尾鰭おひれ 屋内なか おの 巴黎パリ 師走しわす 忌々いまいま 思召おぼしめ 悪戯いたずら 惨憺さんたん 所以ゆえん 手頸てくび てのひら 掩々えんえん 揷画さしえ 数珠じゅず
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