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惨憺
ふりがな文庫
“惨憺”のいろいろな読み方と例文
旧字:
慘憺
読み方
割合
さんたん
95.6%
みじめ
4.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さんたん
(逆引き)
一足入ると、ここは更に
惨憺
(
さんたん
)
たる有様です。かなり取乱した中に床を敷いて、町内の外科が、新助の傷の手当をしているところへ
銭形平次捕物控:023 血潮と糠
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
とても
抱一
(
ほういつ
)
などと比すべきものではない、抱一の画の趣向なきに反して光琳の画には一々意匠
惨憺
(
さんたん
)
たる者があるのは怪しむに足らない。
病牀六尺
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
惨憺(さんたん)の例文をもっと
(50作品+)
見る
みじめ
(逆引き)
渠
(
かれ
)
はこの
惨憺
(
みじめ
)
さと
溽熱
(
むしあつ
)
さとに
面
(
おもて
)
を
皺
(
しわ
)
めつつ、手荷物の
鞄
(
かばん
)
の
中
(
うち
)
より何やらん
取出
(
とりいだ
)
して、
忙々
(
いそがわしく
)
立去らむとしたりしが、たちまち左右を
顧
(
かえりみ
)
て
取舵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
御蔭
(
おかげ
)
で、岩で骨が痛んだり、泥で着物が
汚
(
よご
)
れたりする憂いがないだけ、
惨憺
(
みじめ
)
なうちにも、まだ嬉しいところがあった。そうして、硬く曲った背中を壁へ
倚
(
も
)
たせた。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
惨憺(みじめ)の例文をもっと
(5作品)
見る
惨
常用漢字
中学
部首:⼼
11画
憺
漢検1級
部首:⼼
16画
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