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忙々
ふりがな文庫
“忙々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
いそがわしく
33.3%
いそがはし
16.7%
せかせか
16.7%
せか/\
16.7%
ばう/\
16.7%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いそがわしく
(逆引き)
渠
(
かれ
)
はこの
惨憺
(
みじめ
)
さと
溽熱
(
むしあつ
)
さとに
面
(
おもて
)
を
皺
(
しわ
)
めつつ、手荷物の
鞄
(
かばん
)
の
中
(
うち
)
より何やらん
取出
(
とりいだ
)
して、
忙々
(
いそがわしく
)
立去らむとしたりしが、たちまち左右を
顧
(
かえりみ
)
て
取舵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
忙々(いそがわしく)の例文をもっと
(2作品)
見る
いそがはし
(逆引き)
遂
(
つひ
)
に彼はこの
苦
(
くるしみ
)
を両親に訴へしにやあらん、
一日
(
あるひ
)
母と娘とは
遽
(
にはか
)
に身支度して、
忙々
(
いそがはし
)
く車に乗りて出でぬ。彼等は
小
(
ちひさ
)
からぬ
一個
(
ひとつ
)
の
旅鞄
(
たびかばん
)
を携へたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
忙々(いそがはし)の例文をもっと
(1作品)
見る
せかせか
(逆引き)
深川の高橋の近くにある吉五郎の家へ、何か、
忙々
(
せかせか
)
した態度で、新見弥七郎が訪ねて来た。吉五郎に会うと、すぐ用談を切り出した。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
忙々(せかせか)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
せか/\
(逆引き)
三四間ゆくと彼は急に
忙々
(
せか/\
)
と歩き出した。「何処へいつたのだ、彼女は。」さう
呟
(
つぶや
)
きながら。
静物
(新字旧仮名)
/
十一谷義三郎
(著)
忙々(せか/\)の例文をもっと
(1作品)
見る
ばう/\
(逆引き)
此処の顔も
覗
(
のぞ
)
きたく、身は一つ心は千々に走せまはつて、
匆々
(
そう/\
)
忙々
(
ばう/\
)
と茫然自失する折から人を
躍
(
をど
)
り立たす様な
奏楽
(
そうがく
)
の音起つて、舞踏室の戸は左右に開かれぬ。
燕尾服着初めの記
(新字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
忙々(ばう/\)の例文をもっと
(1作品)
見る
忙
常用漢字
中学
部首:⼼
6画
々
3画
“忙”で始まる語句
忙
忙殺
忙込
忙月
忙敷
忙裏
忙牙長
忙怕
忙中
忙然
“忙々”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
十一谷義三郎
徳冨蘆花
泉鏡花
吉川英治