“忙敷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あわただし33.3%
いそがしき33.3%
いそがしく33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中々忙敷あわただしいので、我が一行は蘇州にも、揚州にも、一日の滯在見物する暇なかつた筈と想像される。
大師の入唐 (旧字旧仮名) / 桑原隲蔵(著)
仕廻しまはんとするに見えざれば萬一もし忙敷いそがしきまぎれ外の金子の中へ這入りはせぬかと種々尋ぬると雖も一向知れず大晦日おほみそかの事ゆゑ邸方やしきがたより二百兩三百兩づつ度々來るに付入帳には付けたれども百兩不足に受取しや合點がてんゆかずと種々考ふれども帳合あはず然るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
出させ三郎兵衞を饗應もてなしながら猶帳合をなし居けるうち邸方やしきがたよりむづしきはらひ殘りの掛合かけあひなどありて四郎右衞門も忙敷いそがしくたり立たりせしまぎれに三郎兵衞は掛硯筥かけすゞりばこの上に置たる彼の百兩を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)