“合點”のいろいろな読み方と例文
新字:合点
読み方割合
がてん53.6%
がつてん32.1%
うなづき3.6%
うな3.6%
うなづ3.6%
がってん3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
合點がてん行ずとかんがへ居るに又々あとからも女共が來り旦那樣へんな客人で御座ります奧座敷おくざしきが明て居ますから御通りなされ御酒にしますか御膳を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
つけられて惡漢どもよし/\合點がつてん承知の濱と遂ひに懷劔を捻取もぎとりつゝ手どり足どり旋々くる/\まき強情しぶとひ婀魔あまめと引摺ひきずりねぢつけ駕籠へ入れんとするを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ひとへに御頼み申なりと言ければすけ十郎は合點うなづき何樣なにさま御尤も至極なれば早々郷右衞門お島ともに申合せ取計ふべけれども御兄弟を救ひ出せし上御二方を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
連脈のうへに一ときは高い山が上部は密雲のなかにとざしたまま、鼠色な腹を示しはじめた。この地方名うての靈山岩木山だなと、わたしは心のなかで合點うなづいた。
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
彼は微笑ほゝゑんで合點うなづいた。私たちは手を握り合つて別れた。