“引摺”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ひきず91.0%
ひきずり5.8%
ひきずっ0.6%
ひきずら0.6%
ひきづ0.6%
ひさず0.6%
ひっずり0.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“引摺”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸12.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.1%
文学 > 日本文学 > 日本文学2.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
あねさんも弱虫だなあ。東京から来て大尽のおやしきに、褄を引摺ひきずっていたんだから駄目だ、意気地はねえや。」
海異記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
夏のゆうべには縁の下からおおきひきがえるが湿った青苔あおごけの上にその腹を引摺ひきずりながら歩き出る。
妾宅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
去年きょねんくれつまって、引摺ひきずりもちむこ鉢巻ぱちまきあるいていた
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
「阿母さん、お葉は……。お葉は何処どこへ行った。」と、彼はお杉の腕を掴んで、力任せに引摺ひきずり廻した。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
お前が愚図々々ぐずぐず云うなら即席に叩倒たたきたおして先生の処に引摺ひきずっいっろうと思ったその決心が顔色がんしょくあらわれて怖かったのか何か知らぬが、お前はどうもせずに引込ひきこんで仕舞しまった。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
奥様の目には、又た、世間という鎖につながれていやでも応でも引摺ひきずられて、その日その日を夢のように御暮しなさるというよりか、見る影もない巡礼なぞの身の上の方がかえって自由なように御思いなさるのでした。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
社界しやかい先導者せんだうしやを以て自らにんじ居りながら社界しやかい引摺ひきづられつゝ行くものなり
時事雑評二三 (新字旧仮名) / 内村鑑三(著)
真先まっさきが女で、二番目がまた女、あとの二人がやっぱり女、みんな顔の色が変ってまさ、島田か銀杏返いちょうがえしか、がッくり根が抜けて、帯を引摺ひさずってるのがありますね、八口の切れてるのがありますね、どれもどれも小刻みに、歩行あるくとからむのは燃立つでしょう。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
髪の毛を持って座敷中引摺ひっずり廻したり……
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)