“引摺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひきず91.6%
ひきずり5.6%
ひきずっ0.6%
ひきずら0.6%
ひきづ0.6%
ひさず0.6%
ひっずり0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
赤帽のいない駅なので、自分のお粗末な革鞄をまるで引摺るようにして、空架橋の線路の向う側からこっち側へと昇って降りて来た。
田舎医師の子 (新字新仮名) / 相馬泰三(著)
剥出し是サ此子はい事はない此伯父と一所に歩行々々引摺行を娘はアレ/\勘忍して下されませ母樣が待て居ますと泣詫るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
お前が愚図々々云うなら即席に叩倒して先生の処に引摺ろうと思ったその決心が顔色れて怖かったのか何か知らぬが、お前はどうもせずに引込んで仕舞た。如何にしても済まないだ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
世間という鎖にがれてでも応でも引摺れて、その日その日を夢のように御暮しなさるというよりか、見る影もない巡礼なぞの身の上の方がって自由なように御思いなさるのでした。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
真面目ならざる宗教家とは、直接間接外国伝道会社補助かり居りながら外国宣教師悪口批難するものなり、社界先導者を以て自らじ居りながら社界引摺られつゝ行くものなり
時事雑評二三 (新字旧仮名) / 内村鑑三(著)
真先が女で、二番目がまた女、あとの二人がやっぱり女、みんな顔の色が変ってまさ、島田か銀杏返か、がッくり根が抜けて、帯を引摺ってるのがありますね、八口の切れてるのがありますね
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
もとは健ちゃんも知ってる通りの始末で、随分しかったもんだがね。ったり、いたり、髪の毛を持って座敷中引摺廻したり……
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)