“悪口”のいろいろな読み方と例文
旧字:惡口
読み方(ふりがな)割合
あっこう42.7%
わるくち33.3%
あくこう10.3%
わるぐち9.4%
あくたい2.6%
あつこう0.9%
アクコウ0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“悪口”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸29.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)2.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
けれど伊織の胸には、師の武蔵の悪口あっこうをさんざんいわれたいきどおりがまだそれくらいで消えていなかった。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あまり馬鹿々々しいとはういう主意を以てかくの如く悪口あっこうを申すか、この呆漢たわけめ、何だ
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
最初妹からつけられて、たちまち家族のうちに伝播でんぱんしたこの悪口わるくちは、近頃彼女自身によって平気に使用されていた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「やあい、どこかの弱虫よわむしめ、やあい。」と、うしろのほう子供こどもらが悪口わるくちをいいました。
角笛吹く子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
人の悪口あくこうを書くのがいいと思っているので、そういう句があると「翻天妙手ほんてんみょうしゅ、衆と同じからず」と誉め立てる。
狂人日記 (新字新仮名) / 魯迅(著)
「どんなに悪口あくこうかれようと、一向腹は立ちません。こちらは堪忍の四五字を心得てゐますからな。」
「としこさんのばかやい。」といって、悪口わるぐちをいうか、なぐりつけるのがせきやまで、としさんも、
春の日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「まあ、待ちたまへ。君のうただつて悪口わるぐちともかぎらない。よろしい。はじめ。」柏の木は足をぐらぐらしながらうたひました。
かしはばやしの夜 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
だから、この悪口あくたいやぶからぼうに飛んで来た時には、こいつはと退避ひるむ前に、まずおやっと毒気を抜かれた。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それはどっちにしたって構わないが、自分がこの悪口あくたいを聞いたなり、おとなしく聞き流す料簡りょうけんと見て取った坑夫共は、面白そうにどっと笑った。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「ああ、そんなら可いけれど。不断のお前さんにも似合はない、そんな人の悪口あつこうなどを言ふものぢやありませんよ」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
入声の語尾キ・ク(もとk)はカ行音の前では促音となる。「悪口アクコウ」akkō「敵国テキコク」tekkoku
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)