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わるぐち
ふりがな文庫
“
悪口
(
わるぐち
)” の例文
旧字:
惡口
「まあ、待ちたまへ。君のうただつて
悪口
(
わるぐち
)
ともかぎらない。よろしい。はじめ。」柏の木は足をぐらぐらしながらうたひました。
かしはばやしの夜
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「あんないいおばあさんに、
僕
(
ぼく
)
はよく
悪口
(
わるぐち
)
をいって、まことにすまなかった。」と、
信吉
(
しんきち
)
は、
後悔
(
こうかい
)
するのでした。
風雨の晩の小僧さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
客の他の一人、いや、
悪口
(
わるぐち
)
を云はれたから、
口惜
(
くや
)
し泣きに泣いたのかも知れません。(笑ふ)
長崎小品
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
生
(
い
)
きて
居
(
い
)
る
時
(
とき
)
にはさんざん
悪口
(
わるぐち
)
を
言
(
い
)
われたものが、
死
(
し
)
んでから
口
(
くち
)
を
極
(
きは
)
めて
讃
(
ほ
)
められたり、
又
(
また
)
その
反対
(
あべこべ
)
に、
生前
(
せいぜん
)
栄華
(
えいが
)
の
夢
(
ゆめ
)
を
見
(
み
)
たものが、
墓場
(
はかば
)
に
入
(
い
)
ってからひどい
辱
(
はずか
)
しめを
受
(
う
)
けたりします。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
と
悪口
(
わるぐち
)
をいいながら、またずんずん
行
(
い
)
ってしまいました。
蛇
(
へび
)
はくやしくってたまりませんけれども、どうにもならないので、だれよりもいちばんあとにおくれて、のろのろついて行きました。
物のいわれ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
▼ もっと見る
「としこさんのばかやい。」といって、
悪口
(
わるぐち
)
をいうか、なぐりつけるのが
関
(
せき
)
の
山
(
やま
)
で、とし
子
(
こ
)
さんも
春の日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「まあ、待ちたまえ。君のうただって
悪口
(
わるぐち
)
ともかぎらない。よろしい。はじめ。」
かしわばやしの夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
悪口
(
わるぐち
)
は
岡目八目
(
をかめはちもく
)
の然らしむる
所以
(
ゆゑん
)
だと
大目
(
おほめ
)
に見て頂きたい。(九・七・十八)
西洋画のやうな日本画
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
かう云ふのは僕の先生たちや友だちの
悪口
(
わるぐち
)
を言つてゐるのではない。僕等人間と云ふうちには勿論僕のこともはひつてゐるのである。たとへば僕等は或友だちをいぢめ、彼を砂の中に生き埋めにした。
本所両国
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
と、
悪口
(
わるぐち
)
を
世間
(
せけん
)
へいいふらしました。
春はよみがえる
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
小野の小町
神仏
(
かみほとけ
)
の
悪口
(
わるぐち
)
はおよしなさい。
二人小町
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“悪口”の意味
《名詞》
他人のことを悪く言い、貶すこと。
悪態をつくこと。
(出典:Wiktionary)
“悪口”の解説
悪口(わるくち、わるぐち)とは、他人のことを悪くいうこと、貶すこと、悪態をつくこと。古語の悪口(あっこう)は、言葉によって他人の名誉などを傷つける行為、もしくはそれによって成立する犯罪で、中世の日本では規制された。
(出典:Wikipedia)
悪
常用漢字
小3
部首:⼼
11画
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
“悪口”で始まる語句
悪口雑言
悪口家