『西洋画のやうな日本画（せいようがのようなにほんが）』

中央美術社の展覧会へ行つた。 行つて見ると三つの室に、七十何点かの画が並んでゐる。それが皆日本画である。しかし唯の日本画ぢやない。いづれも経営惨憺の余になつた、西洋画のやうな日本画である。まづ第一に絹や紙へ、日本絵具をなすりつけて、よくこれ …

著者	芥川竜之介
ジャンル	芸術・美術 > 絵画 > 日本画
文字種別	新字旧仮名
読書目安時間	約2分（500文字/分）
朗読目安時間	約4分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

悪口（わるぐち） 御尤（ごもつと） 画（ゑ） 類（たぐひ） 聊（いささか） 遺憾（ゐかん） 辺（へん） 所以（ゆゑん） 大目（おほめ） 蒙（かうむ） 嫩葉（ふたば） 尋（たづ） 尤（もつと） 幣（へい） 漕（こ） 立派（りつぱ） 悉（ことごと） 素人（しろうと） 至極（しごく） 薙刀（なぎなた） 覚束（おぼつか） 難有（ありがた） 髭（ひげ） 沢山（たくさん） 此処（ここ） 一応（いちおう） 御免（ごめん） 後（あと） 始末（しまつ） 如何（いか） 奇抜（きばつ） 剃刀（かみそり） 剃（そ） 冷酷（れいこく） 余（よ） 何故（なぜ） 乃至（ないし）